【星野源】『YELLOW DANCER』が日本の音楽業界から賞賛された理由とは!?

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写真元:ナタリー

『SUN』にみるジャパニーズポップスの新たな金字塔。

病気による療養期間を経て、前作『Stranger』以来、約2年7カ月振りにリリースされた4thアルバム『YELLOW DANCER』が大ヒット。その収録曲でもあり、昨年末の紅白歌合戦でも披露した代表曲『SUN』。その『SUN』に見られる音楽性は、日本のポップミュージックの新たなスタンダードになるとまで評されている。

そんな本作はまさに“ブラックミュージックの日本パッケージ版”と言えるNewジャンルだ!

今、最もライブチケットが取れないアーティスト星野源。

時にミュージシャン。時に俳優。時に文筆家。

そのマルチな才能で一躍お茶の間に浸透した、今最もライブチケットが取りづらいアーティストの一人、星野源。インストゥルメンタルバンド『SAKEROCK』のリーダーとして音楽活動をしていく中、歌う衝動を抑えきれず2010年にソロデビュー。

1stアルバム『ばかのうた』2ndアルバム『エピソード』をリリース後、2012年12月にくも膜下出血の発病により一時活動を休止。その後療養期間を経て、2014年2月には日本武道館で復帰ライブ。休止中に発売されていた3rdアルバム『Stranger』を経て、約2年7ヶ月振りとなった4thアルバム『YELLOW DANCER』が自身最大のヒットを記録(オリコン2015/12/14付週間アルバムランキング1位、週間1位を獲得したのはシングル、アルバムを通じて自身初)。

偽りのない、日常的な歌詞と温もりのあるメロディーが聴く人達の心と体に自然と染み込み、瞬く間に人気ミュージシャンとなった。

そんな彼の最新作『YELLOW DANCER』は、如何にして日本のポップミュージックの新たなスタンダードとなったのか。

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星野源に影響を与えた、ベースとなる”ブラックミュージック”とは。

今作は、彼自身が幼少期から大ファンであったマイケル・ジャクソンは言うまでもなく、PrinceやEarth,Wind & Fireといった往年のブラックミュージックをはじめ、

  • Breakbotの「Fantasy」(イントロ部分のリフ)
  • Tuxedoの「Do It」(ファルセット的な歌い方)

など、近年のR&B/ソウル/ファンク的要素も散りばめられた音楽性がベースとなっているように感じさせられる。



これらの音楽の魅力は、何と言ってもダンスミュージックとして横ノリ的な体の揺れを自然と引き出すことであり、そうしたグルーブ感は聴く人達に高揚感を生み出す音楽の魔法のひとつだと思う。星野自身の壮絶な闘病生活をも救ったこうした魅力を、彼はきっと真っ先に届けたかったに違いない。

※入院中、夜の街を徘徊しながらipodをシャッフル再生したとき、Prince の『 I Wanna Be Your Lover 』が流れた瞬間の真っ暗な街並みが一気に色づいて見えた経験を星野自身も闘病生活のエピソードとして語っている。

日本人が好む歌謡曲スタイルと歌詞でカスタマイズ。ポップミュージックの新たなキーワードとなった”YELLOW”

そんなブラックミュージックが持つ魔法を、日本人の心と体へより自然に馴染ませる為に、日本人が好む以下の3つでカスタマイズ。

  • 楽曲の構成(イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、Dメロ、転調を挟んでの大サビという歌謡曲スタイル)
  • 日常的ではあるが巧みな言葉選びが並んだ歌詞
  • ポップで可愛い中毒性のある振り付け

そんなポップミュージックは“ブラックミュージック”に対して日本人向け”イエローミュージック”と言うに相応しく、そんな楽曲たちが詰まった今作はまさに『YELLOW DANCER』であり、新たな日本のポップミュージックのスタンダードとなり得るものとなった。

その影響は早くも日本のポップス界に表れ始めていると感じる。

例えば赤い公園のNew Album『純情ランドセル』(2016年3月23日(水)発売)の収録曲『黄色い花』には『SUN』を彷彿とさせる”イエローミュージック”感がある(奇しくもタイトルにも黄色)。今後こうしたジャパニーズポップスが増えてきたとき、きっとそのターニングポイントとなったアルバムとして『YELLOW DANCER』は語られることになるだろう。この日本人向け”イエローミュージック”は誰にでも愛される可能性を秘めており、その意味では、もう彼はサブカル女子のアイドルという域をとっくに超えている。このアルバムを聴かずに今後の日本のポップスは語れない。

所謂フェスで見られる4つ打ちの縦ノリバンドやEDMのようなダンスミュージックの需要が世の中を席巻した昨年、改めてポップスとしての底力、可能性を示した今作の功績はあまりにも大きい。

今回紹介した音楽 :【星野源】YELLOW DANCER

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<収録内容>

大ヒットシングル「SUN」をはじめ、シングル曲4曲、話題のタイアップ楽曲を含む、星野源、待望の4thアルバム!
01 時よ
02 Week End ※フジテレビ『めざましどようび』テーマソング
03 SUN ※フジテレビ系水10ドラマ『心がポキッとね』主題歌
04 ミスユー
05 Soul
06 口づけ
07 地獄でなぜ悪い ※映画『地獄でなぜ悪い』主題歌
08 Nerd Strut (Instrumental)
09 桜の森  ※2014 J-WAVE春のキャンペーンソング
10 Crazy Crazy
11 Snow Men ※資生堂 マキアージュWEBムービー『Snow Beauty』主題歌
12 Down Town
13 夜
14 Friend Ship

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