
【ライブレポート】彼女たちの虜になる、赤い公園の妖艶なライブへようこそ。
そのガールズバンド、可愛さの裏にスリルあり。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016 初日BUZZ STAGEに登場した赤い公園。
ポケモンGOに乗っかりアニメ『ポケットモンスター』オープニング曲によるSEと共にピカチュウマスクを被って登場した彼女たち。
ただ、可愛らしさよりも全員がいつも通り白い衣装に身を纏った姿からは隠しきれない艶美な雰囲気が漏れ漏れ。
そんな雰囲気を醸しながら、まずは手始めに爽やかな『サイダー』をプレイ。夏の午後の野外にぴったりな疾走感で雰囲気とのギャップを感じさせたかと思えば、続けざまにその爽やかさを一気に反転させるキラーチューン『絶対的な関係』で畳み掛けるこの落差、振れ幅によって彼女たちの掴みきれない妖艶さや天真爛漫さは一層増し、観客も一気に惹きつけられているようでした。
後半は最新アルバム『純情ランドセル』に収録されている極上のポップス『黄色い花』でハッピーな空気を演出して終わりかと思いきや、まさかのゴリゴリロックな『西東京』でフィニッシュするセトリも天真爛漫な後味を残すのにピッタリでした。
彼女たちの演奏の特徴でもある変則的なアレンジや目まぐるしい展開でガールズバンドの中でも異彩を放つ赤い公園。
SMAPに『JOY』を提供するなど、その楽曲センスが同業者からも評価の高い津野米咲(Guitar)が書き上げるメロディラインを気品のある佐藤千明(Vocal)の歌声がBUZZ STAGE中を所狭しと駆け巡った赤い公園。来年はさらに大きなステージでこの爽やかな妖艶さを披露してくれることでしょう。
セットリスト:赤い公園(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016)
- サイダー
- 絶対的な関係
- NOW ON AIR
- 14
- KOIKI
- 黄色い花
- 西東京
▶︎▶︎異彩を放つガールズバンド!赤い公園、最新アルバム『純情ランドセル』
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