
【Special Favorite Music】日常にmagic hourを。彼らはシティポップにおさまらない。
シティではなくストリートポップス。
2016年5月4日に待望のデビューアルバム『World’s Magic』をリリースした Special Favorite Music。
「フレンズ」と並んで2016年のシティポップ界隈でおすすめのニューカマーです。
最近のシティポップが醸す煌めきを表現するうえで必要不可欠となった、男女混成のメンバー構成やボーカルのお手本のようなスタイル。人数ではAwsome city clubを超える男女8人による大所帯で、バイオリン、トランペット、サックスなどの管弦楽メンバーを含むポップスグループですが、Awsome city clubやフレンズの都市的な風景が似合いそうな音楽と比べるとどこかストリートな風景に馴染みそうな感触がします。
インディーズ時代の名曲『GOLD』がこちら。
つまりポップスではあるがシティにはとどまらない。
最近のシティポップは
- ceroやSuchmosのようなソウル・ファンクなどブラックミュージック感を取り入れ和製に昇華させた感が強くでてるタイプ
と
- フォークの流れから生まれた80年代の渋谷系(オリジナル・ラブ、ピチカート・ファイヴ、フリッパーズ・ギター等)のリバイバル感が強いタイプ
とが、ごっちゃになって語られていることが多くなってますが、彼らはその中間を上手く突いていると思います。それがストリート感を感じさせる要素なのかも。
各バンド差別化することは難しくなってきていると思いますが、そのジャンルの幅が大きいからこそ、しばらくは日本の音楽シーンで大きな存在感を放ち続けることは間違いない気がします。引き続きの要チェックです。
しかしアー写のリア充感が半端なく眩しすぎる。
このアー写だけで見ると間違いなくシティポップですな。
今回紹介したアーティストの音楽:Special Favorite Music/World’s Magic
World’s Magic [ Special Favorite Music ] |