【星野源】『YELLOW DANCER』の先へ。新曲『恋』が魅せた新たな展開。

星野源、話題の新曲『恋』の音源とミュージックビデオを公開！

星野源、2016年第一弾シングルとなる『恋』の音源とミュージックビデオが公開。

最近星野源の記事多いなーと思いながらも、やはり抜群に良い！ということで書きます。何がそんなに良いのか！まずはそのMVから。

どうですか？最高ですよね。個人的には間奏とアウトロがたまらんです（後述）。

ジャケットの時点で“黄色”が引き続きテーマになることは予感させられましたが、公開されたMVでも白黒ベースに”黄色”がよく映えるビジュアルになっていますし、大きな曲のテイストとしては最新の『YELLOW DANCER』で確立した日本調ブラックミュージックである「YELLOW MUSIC」がベースとなっているように感じます。

http://bambook.tokyo/2016/03/17/post-4/

イエローミュージックの先へ。今作で魅せた新たな展開。

聴く人たちに高揚感を生む横揺れ的なダンスミュージックであるブラックミュージックを、日本人が好む楽曲の構成（イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、Dメロ、転調を挟んでの大サビという歌謡曲スタイル）で昇華させた”イエローミュージック”。

今作もそのスタイルを引き継ぎつつ、Bメロではしっかりファルセット的な歌い方を入れながらブラックミュージックを残して展開されていますが、その中でも『YELLOW DANCER』と比べ今回象徴的に違うのが間奏とアウトロの尖りだと思っています。

個人的に最も体が揺さぶられる間奏とアウトロのギターリフレインがとにかくカッコいい。ブラックミュージックの横乗り感を残しながら『YELLOW DANCER』の曲たちよりも早いBPMでよりJ-POPダンス感が強い仕上がりになっています。

アウトロはそのギターリフをベースに色々な楽器が重なっていって、最高潮でフィニッシュ。まさにイントロ〜アウトロまで捨て部分なしのダンスミュージックなのです。

ポップで可愛い中毒性のある振り付けまで添えて！

『慰安旅行』のサウンド、『ばかのうた』の歌詞。過去を引き連れて先へ行く。

また、先日の「星野源のオールナイトニッポン」での初オンエアの時にも制作秘話や想いを語ってましたが、この作品では彼の過去の作品全てを引き連れて前に進んでくれる力のある曲にしたかったそうです。

その点ではSAKEROCKの時に初めて作った『慰安旅行』やその他の楽曲でも多く使っていた二胡とマリンバという2つの楽器を取り入れたことで、過去と今のサウンドの集大成となっているかとも思います。

歌詞に関しても『ばかのうた』の頃に近い歌詞がまた書けたとコメントしているように、初期の頃の剝き出しで偽りのない日常的な歌詞の傾向がより強く出ている気がします。

そんな日本特有の翻訳できない『恋』という言葉をテーマにした飾らない歌詞や、彼の原点となる楽器も使用しオリエンタルなサウンドを取り入れた今作は、『YELLOW DANCER』とともに過去を引き連れ、イエローミュージックから進化した彼の現時点での集大成な気がします。

初回盤にはライブ映像など収録のDVDやオリジナルクリアファイルの特典付き！

各対象店舗で予約購入した場合、先着で「星野源「恋」オリジナルA5クリアファイル」がプレゼントというファンには見逃せない特典も。こちら各店舗分は無くなり次第終了。

クリアファイルも合わせてGETしたい人は、早めにネット予約し発売日には家で到着を待ちましょう！各クリアファイルがもらえる予約対象店舗は以下のとおり。

・A type

タワーレコード 全国各店 / タワーレコードオンライン/

・B type

TSUTAYA RECORDS 全国各店 / TSUTAYA オンラインショッピング※TSUTAYAオンラインショッピングはご予約分のみ対象です。

・C type

HMV 全国各店 / HMV ONLINE

・D type

新星堂全国各店 / WonderGOO全国各店 / 新星堂WonderGOO楽天市場店/山野楽器CD/DVD取扱店舗 / 山野楽器オンラインショップ/ GEOなど

今回紹介した音楽：【星野源】恋

＜収録内容＞
【CD】
01. 恋　 ※TBS系 火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』主題歌
02. Drinking Dance　※ハウス『ウコンの力』CMソング
03 .Continues ※スカパー！リオパラリンピック放送テーマソング
04. 雨音（House ver.)

【DVD】
・『恋ビデオ。』　約63分
・特別番組「ニセ明、石垣島へ行く」
・「METROCK2016」ライブ映像
・星野源と友人によるコメンタリー付

▶︎▶︎星野源『恋』を語る。MUSICA 10月号。